会社を辞めると決意したら
次は会社を辞めると伝えるタイミングです。
何日前に伝えたら辞めることが出来るのか?
法律と就業規則、優先順位はどっちが先なのか?
ここを明らかにしておくことで
上司と面談で揉めた時に対応しやすいです。
そして、退職の準備は何ヶ月前からしておくのがいいのか?
何を準備すべきなのかを挙げました。
この記事を読んで確実に退職まで事を運びましょう!
Contents
会社に辞めると伝えるタイミングはあなたの状況による
会社を辞めると伝えるタイミングは?
というところからなのですが・・・
正直、決まりはありません。
1ヶ月前の人もいるし、
3ヶ月、半年前の人もいます。
なぜなら、会社を辞める人の環境が大事だからです。
その会社とあなた次第という事です。
あなたが辞めた後に、後任の人がやってくると思います。
例えば
- その方はいつ来るのか?
- いつから引継ぎを始めるのか?
- その人の経験値はどうか?
経験者なら1週間で終わる引継ぎが
慣れていない人だと1ヶ月かかるかもしれません。
教えないといけない業務内容が
まるで変わってくるからです。
- あなたの業種は?
- 働いた年数は?
- 会社での立場はどうなのか?
- 責任の大きさはどうか?
これらの要因で辞めると伝えるタイミングも、
辞めることが出来るタイミングも
変わってきます。
一般的には「1ヶ月前に言おう!」
という意見が多いと思うのですが
それでは遅いと考えています。
どんな立場であれ3ヵ月前には言っておくべきです。
会社に辞めると伝えるタイミングは3ヶ月前だと言えます
引継ぎや有給休暇もありますし、
直属の上司が部長や執行役員に話を上げる時間、
総務部人事部の処理、身の周りの整理、
お世話になった人への挨拶回り。
やることは山ほどあります。
会社を辞めるには最短何日前でいける?
会社を辞める人の中には、耐えきれず
出来るだけ早く辞めたいという方もいると思います。
実際、会社という組織は何日前に
意思表示すると辞めることが出来るのか?
それは民法によって定められています。
改正第627条
・当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
・期間によって報酬を定めた場合には、使用者からの解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
・六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三カ月前にしなければならない。
引用:Wikibooks
1項目
法律的には雇用期間が定められていない契約(正社員)の場合、
退職届を出してから
2週間経過すると辞めることが出来ます。
2項目
月給制の場合は、月の前半に申し入れすると、その月末。
後半にすると、来月末に退職可能です。
3項目は年俸の場合なのでサラリーマンには当てはまりません。
このように法律上、会社は最短で14日で辞めることが出来る。
もし、ブラック企業だった場合、
辞めると言うと激昂し、脅してくる可能性も
あるかもしれませんが、
法律できちんと定められていますので
大丈夫です。
最短で辞めることはまずない
最短で14日で会社を辞めることが出来るのは確かです。
しかし、社会人である以上14日前に辞めるのは非常識。
通常、円満退職の場合、
僅か14日で辞める人はいないでしょう。
最短の14日で辞めることがあるとすれば、
会社の都合で辞める場合。
パワハラ、セクハラ、残業過多などですね。
この場合は会社が悪いので
なにも気を使う事はありません。
そして、円満退職なんて望んでいない、
とにかに早く辞めて次の職場に移りたいという方は
力技で、法律を盾にして辞めることが出来るでしょう。
条件として、転職先は全く関係ない会社に行くことです。
悪評を流されたり、調査が入ったら
デメリットしかありませんから。
会社の就業規則を確認してみよう
常識、非常識の基準として、
会社の就業規則を見ることをオススメします。
就業規則は会社が作ったルールで、入社時に同意しているはずです。
そこには必ず退職について書かれています。
そして大体、1ヶ月~3ヶ月前に退職を申し出ることと記載されています。
その期間だったら会社も文句の言いようがないわけです。
ではこの就業規則を絶対に守らないといけないか?と言われると
そうではありません。
法律と就業規則の優先順位は?
就業規則と民法で、退職できる日数が違います。
どちらを優先させればよいのか?
・・・
これは法律を優先させてください。
会社が独自に作った就業規則よりも
法律の方が強いです。
ですが、一般的には就業規則に納得して入社しているので
就業規則に書いてあることを優先させるのが
大人のマナーであり、常識だと考えましょう。
何度も言いますが、
このマナーを無視できるのは会社都合の場合です。
明らかに会社のせいで退職しなければいけない
危機的状況に陥り、とにかく早く辞めたいのに
上司が
「就業規則に書いてあるんだからダメだ。違反すると訴える」
と言ってきても、それは無効です。
退職届提出後14日後で辞めることが出来ます。
実際に就業規則を持ち出してしてくるブラック企業の上司は存在するようですので、
あなたもそのような会社なのであれば、
この知識は役に立つはずです。
ズバッと言い返してやりましょう!
会社が悪いけど、それを隠して円満退職したい場合
給料が低い、あいつが気に食わない、経営方針が嫌いだ・・・
会社に不満があってやめるのだけれども
会社都合にできない理由で辞める場合が多いと思います。
この場合も水面下で計画し、
やはり3ヶ月は我慢するべきだと思います。
社会人らしく、円満に退職交渉を進めると、
人間関係をこじらせず、
有給休暇もなんの文句も言われずスムーズに取れます。
(有給休暇は権利です。いかなる場合も取得できます。)
最後の1ヵ月はほとんど有給休暇で消えるので
実質辞めると伝えてから2ヶ月程でしょう。
これで晴れて円満退職です。
会社を辞めるには何ヶ月前から、何の準備が必要?
会社を辞めることが出来るのは最短で14日後、
一般常識的には2~3ヶ月だとお話ししました。
では、退職の準備は何ヶ月前から始めるのべきなのか?
何を準備すれば良いのか?
主なものを挙げてみました。
ボーナス査定時期を考慮する
退職の準備として、ボーナスを意識することは個人的に大事です。
会社都合の退職ではなく、
自己都合で退職時期をコントロールできる場合、
ボーナスをしっかりもらってから退職しましょう。
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そして、ボーナスの査定時期には退職面談しないことをオススメします。
もし査定時期に話してしまうと最低点を付けられかねません。
ボーナスの査定は活躍の期待値も評価しています。
これから辞める社員を良く評価しても意味ありませんからね。
有給休暇を取る期間のことを考える
有給休暇が何日残っているのか?ということも
確認しておきましょう。
給与明細に記載されているはずです。
最終出勤日はいつになるのか?を退職日から
逆算して明確にしておくことで
退職までの予定が立てやすいです。
有給休暇は確実に使い切りましょう。
あなたの権利であり、それも給料の内ですから。
引継ぎ期間を確保する
引継ぎ期間も考えて準備しなければなりません。
先ほど説明した
- その方はいつ来るのか?
- いつから引継ぎを始めるのか?
- その人の経験値はどうか?
- あなたの業種は?
- 働いた年数は?
- 会社での立場はどうなのか?
- 責任の大きさはどうか?
これらによっても必要な引継ぎ期間は変わってきます。
会社から、いつからいつまでに引き継いでくださいと
要望があるかもしれませんが
引継ぎは余裕を持って確実に行いましょう。
もし時間が足りず、ギリギリになってしまうと
伝達漏れが生じて引き継ぐ人にも、
得意先にも迷惑をかけることになってしまいます。
会社を辞めた後の事を考える
退職準備として、辞めた後のことも考えておかなければなりません。
働きながら就職活動するなら情報収集含めを
4ヶ月か5か月前から始めるべきです。
次に入社する会社は重要ですよ。
今まで働いてきて、自分の「ここは譲れないという点」が見えてきていると思います。
吟味しながら多くの企業を見ること。
内定が出たら辞めることを伝えましょう。
せっかくの機会ということもあり、
会社を辞めた後、少し休暇を取る人も多いです。
そうなれば、無収入で生活するためのお金が必要になります。
貯金がないなら半年前くらいから準備すべきです。
辞めた後に、就職活動する場合も同じですね。
ちなみに、自己都合退職の場合失業保険は3ヶ月間もらえませんので注意してください。
もし、自分で稼いでいきたい、
もしくは次の会社が決まるまで副業の準備がしたいという方は
是非、私にご相談ください。
副業初心者が稼いでいくには
絶対にネットビジネスがオススメです。
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お待ちしております。
まとめ
会社を辞める時、社会人としての
常識は必要だと思っています。
ただ、それは自分の都合で辞める場合です。
明らかに会社が悪い場合、
もしくは円満退職を望んでいない場合は
14日後に出社しなくてもなんら問題はありません。
とは言っても、これから働いていく中で
どこかで繋がるかもしれませんので
出来る限り円満退職をしましょう。
会社を辞めるにもやはり準備は大切です。
「辞めてから考えよう!」というような無計画では少しリスクがあります。
ある程度自分の中で考えをまとめて準備してから
退職しましょう。
お金に余裕があるのなら
考えるのは後回しでも構わないと思いますが
計画を立てるに越したことは無いです。
その計画に沿うように会社をコントロールして
満足のいく形で退職してくださいね!
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