会社を辞めると心の中では決めていても、
いざとなると言いにくい・・・
言っても引き止められるだろうし、
強く辞めると言い切れるか不安で
言い出せないという方もいると思います。
そんな方のために
会社を辞めたことがある私が、
当時思ったことを中心に書いていきたいと思います。
中々勇気が出ずに辞めると言いづらい人にとって
背中を押せる記事になっていますので
是非最後まで目を通してください。
「会社を辞める」と言いにくい原因は?
「会社を辞める」
「辞めたい」
心の中ではそう思っていても言い出せない。
その言いにくい理由や原因は何なのか?どこにあるのか?
心当たるものを列挙してみました。
申し訳ない気持ち、不安、様々な思いが交錯しているでしょうが、
このリストを見て気持ちを落ち着けてほしいと思います。
誰しもが思っていて、そしてそれを乗り越えて
会社を辞めています。
きっとあなたも同感できるはずです。
会社に情が湧き、辞めれない
「あなたは何年会社に勤めましたか?」
その年数によっても変わると思いますが、
情が邪魔をします。
バイトの頃と違って正社員で働くという事は覚悟が違います。
年間何百万という給料をもらい、会社の看板を背負って仕事し、
毎日同じ場所に通う。
少なくとも1週間で5日間は会社の事を考えてきたわけです。
情が出てしまうのも仕方ありません。
しかし会社への情と今のストレス、自分の人生を考えた時に・・・
すでに結果は出ているはずです。
これからの将来が不安になる
「会社を辞めた後はどうしよう?」
今までもらっていたお金が無くなります。
辞めたいと思っていた原因から解放されて
自由の身になることが出来ますが、
安定してしているように見えていた
今までの日常が無くなることになります。
急に不安になる人もいるでしょう。
しかし、あなたを欲しがる企業は山のように存在します。
転職が当たり前のこの時代です。
憶することはありません。
自分の気持ちに正直に。
転職先でもっと条件が悪くなるかも?
転職先が上手く決まったとしても、
今の会社よりもっと劣悪な環境だったらどうしよう?
嫌いだったあの人よりもっと面倒な人がいたらどうしよう?
残業がもっと増えたらどうしよう?
今までの会社が嫌だったのに辞めて、さらに条件が悪くなるかもしれない
という不安にも襲われます…
後悔しないためにも慎重な転職活動が必要です。
こちらのサイトでは、企業の口コミを無料で見ることが出来ます。
このサイトを使う事でサクラの極めて少ない
10万件を越える企業の口コミを見ることが出来ます。
結果、入ってみたけど聞いていた情報と全く違ったという
最悪の事態を避けることが出来ます。
使えるものはどんどん使っていきましょう。
お世話になった先輩や同期に悪いという気持ち
会社で働いていると、仲良くなる特定の人物ができるでしょう。
自分が辞めたらそんな人たちに申し訳ないから言いにくい・・・
という気持ちも沸いてきます。
ガッカリするだろう、寂しい思いをさせてしまうだろう。
確かに事実。
でもそのような人でこそ
あなたの選択を尊重し、幸せを願っているのでは?
私の場合は、背中を押してくれる人ばかりでした。
残された人が忙しくなる?
あなたが会社を去ると、残された仲間たちは忙しくなるでしょう。
新しい人が来てもその人のフォローで結果的に仕事は増えます。
誰かが辞めると必ず誰かの負担になります。
しかし、それをこなすのも仕事のうち。
仕事しているだけです。
必要な業務と考えてください。
思い返すとあなたもしてきたはずです。
新卒からせっかく今まで務めたから
大学時代、必死に就活して内定をもらった会社。
きっと縁もある。
やっとの思いで入社することが出来て、
新卒から働いているのに、本当に辞めていいのだろうか?
長い目で見てマイナスになるのではないだろうか?
新卒から頑張って働いてきたという思いが
辞める時に邪魔をしてきます。
しかし、その会社しか知らないのにどうして言い切れますか?
出世がすべてではないはず。
給料も仕事の裁量も企業によって異なります。
キャリアアップすれば良いだけ。
何のために働いているかを考えましょう。
あなたを辞めたいと思わせてしまった会社に縁はありません。
どう返されるかが不安
上司に会社を辞めるという時、なんて言われるだろうか?
怒られるのか?
言いくるめられるのか?
すんなりと了承するのか?
無関心か?
ちゃんと言い返すことが出来るのか?
上司が話し合いでどう返してくるか
不安になって言いにくいと感じ
何パターンも返答を考えていることでしょう。
大丈夫です。
話してみると想像以上にあっけないです。
準備は必要ですが気負うような事ではありません。
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上司と良い関係ではない、怖いくらいだ
上司と良い関係でないと言いにくいと思います。
話すだけでも緊張する、もしくはシンプルに怖いという感情を抱いている場合
その不安は倍増するでしょう。
でもその人と話すのももう数回。
最後くらい思い切って発言しましょう。
円満退職をするために使ってやるくらいの気持ちが大事です。
反対に仲が良過ぎる
その逆も然りです。
仲が良い、良くしてくれているからこそ言いづらいのではないでしょうか?
失望させてしまう。
今まで可愛がってもらい、
たくさん御馳走もしてもらってお世話になったのに…
裏切るような形で申し訳ないと思っている人もいるのでは?
真剣に話せば、絶対に応援してくれます。
落ち着いたらご飯に誘って、恩返ししましょう。
未来の事やこれからのキャリアを相談していた
飲みの場や、一大プロジェクトの時、
この会社で昇進していく、キャリア形成など仕事を頑張っていくという話をしていた。
応援、引き揚げようとしてくれていた上司。
それを考えると言い出しにくい。
確かに、これは私もありました。
あの時の気持ちは嘘だったのか?と思わせてしまうかもしれません。
気持ち悪いままにせずに、1対1で話しましょう。
それが一番の解決策です。
恩を返しきれていない気がする
社内や得意先で何十人、何百人の人と出会ってきた。
その人たちに成長させてもらった恩がある。
まだ全然返しきれていない・・・
もらってばかりで会社を去ることになるので
後ろめたい気持ちになるでしょう。
報告すると、色々な人に「残ってほしい!」と
社交辞令かもしれませんが言われます。
ここは気持ちを強く持って、新しい人生を歩むつもりで
大人の対応を心掛けましょう。
気持ちを持っていかれてはいけません。
上司や会社に引き止められる。そもそもなぜ引き止めてくる?
会社を辞めると申し出たらおそらく上司は引き止めてくるでしょう。
それは様々な理由があります。
中身を知ると気持ちに整理がつくかもしれません。
せっかく今まで育ててきたから
1から何も知らない社員を育てるのは大変です。
新入社員の場合、専門用語の一つも知らない状態から
教えていくことになります。
もちろん人件費などのコストもかかります。
1人前になり、やっと一人で仕事が出来るようになって数年後。
会社を辞められたらとんでもないですよね。
この会社に育ててきてもらったからと言う理由で
辞めたい理由を押し殺せますか?
それが出来るなら残るのも一つの手です。
ただ、辛い社会人生活になるかもしれません。
あなたは会社のために働いているのではないはず。
人材を失うのは痛い
会社にとって人材は本当に大事です。
社員で会社は回っています。
1人抜けると今まで通りでは回らなくなります。
代わりの人を見つけたり、また1から教育し直さなければいけません。
売り上げを伸ばすために育てた人がいなくなればまた1からです。
会社からすると痛手、
でも全国の会社で当たり前のように
退職者はいます。
この作業も会社の役目であり宿命。
深く考えることはないと思います。
上司の管理不足に問われる
部下が辞めると上司の管理問題を問われるかもしれません。
ちゃんと面倒は見ていたのか?
なにか辞めるような事をしたのではないのか?と
部下の管理が出来ていなかったと評価されてしまう可能性があるので
出来るだけ辞めてほしくありません。
上司に恩があるのなら
出来るだけ火の粉が降りかからないように退職しましょう。
人を雇うのにコストがかかる(育てるのも)
新たに社員を雇うのも育てることもコストがかかります。
求人広告を出す費用、面接をする人件費、
教育していく時間。
とにかく、社員が辞めると会社はマイナスしかありません。
でも、会社のマイナスは私たちには関係ありませんよね・・・
本当に気に入っている、期待している
心の底から、あなたに期待している、
仲が良いから辞めてほしくない場合もあります。
本気で辞めてほしくない。だから引き止めてくる。
という嬉しいパターンももちろんあります。
しかし、決意は揺るがないように気を付けます。
そんな上司とは転職してからも飲みに行く存在になるでしょう。
私も前の会社の部長は今でもたまに飲みに行きます。
マニュアルの可能性も
引き止めるのはマニュアルかもしれません。
私の会社は、管理職限定の勉強会で退職希望者に対しての
対処も題目にありました。
その引き止めは会社の勉強会のマニュアルかもしれません。
聞き流すことも必要です。
勇気が出る考え方
会社を辞める時なかなか言い出す勇気がない。
今までも考え方を記述してきましたが
改めて勇気が出る考え方をまとめました。
あなたの代わりは必ずいる
寂しいようですがあなたが思っている以上に
代わりはたくさんいます。
あなたより能力が高い人、低い人様々でしょうが、
間も無く会社はなんの問題もなく回ります。
会社はお金と時間をかけて、また社員を教育していけば良いだけです。
私が私がと、そこまで気負いしなくても良いでしょう。
代わりになる人物は必ず現れます。
会社ではよくあることの一つ
「社員が辞める・・・」
これは会社ではよくあることの一つです。
1年間に何人もの人が会社を辞めています。
私の居た会社ではほぼ毎月1人~3人は退職者がいました。
そこまで大きな1大イベントではないので、大丈夫です。
上司も会社も慣れています。
あなたがいなくなった穴埋めの対策をどうするか考えるだけです。
辞めても本当に仲良い人は関係が続く
例え会社を辞めたとしても
本当に仲の良い人なら、辞めた後も連絡を取り飲みに行きますし
遊びにも行きます。
辞めたらそれで最後、そんな人は今後付き合っていく必要がありません。
辞めるといっても大したことない
会社を辞めることは人生において大きな事。
でも、実際に当事者になってみると
あっという間で大したことありませんでした。
あんなに考えたのは何だったのだろうかと後悔さえします。
あなたが上司に辞めると話したその日から
一つの案件がコロコロ転がり始め、最終的に退職日を迎えます。
辞めるという勇気を出すだけ。
新しい出会いが増える
これから新たな出会いがたくさん増えます。
人との「出会い」と言うのは、お金を出しても欲しがる人がいます。
今まで何百人と出会ってきたように
あなたはまた、何百人と出会っていくことになります。
すごくワクワクしませんか?
何より気持ちが楽になる
今まで悩んでいたことから一気に解放されます。
あなたのストレスは会社にあったはずです。
大きなストレスがなくなることはこんなに素晴らしいことだったのか・・・
これは一度会社を辞めたことのある人にしか分からない貴重な経験です。
あなたの人生の方が一番大事
こうして悩んでいる間にも刻一刻と時間は進んでいます。
どうせするのなら早い方がいい。
会社や会社の人の事を思うより、
何より大事なのはあなたの人生のはず。
1番に考えるべきはそこなのです。
会社員脳に慣れすぎると自分を後回しにしてしまいがちです。
人生という大きなスケールで見てください。
まとめ
私は会社を辞めるという経験をして
本当に良かったと思っています。
一連の流れや話の内容は、滅多にできない経験ですし、
確実にプラスになったと思っています。
今転職は当たり前の時代です。
1つの会社に固執する必要はありません。
もっと視野を広げると色々なものが見えてきます。
例えば、お金を稼ぐ方法は一つではありません。
会社に属して、給料と言う形でもらう。
これも確実ですが、
今は誰でもインターネットで稼ぐことが出来る時代です。
興味があれば是非こちらのページを見てみてください。
この記事が少しでもあなたの勇気の足しになれば幸いです。